地域連携研究会 木漏れ日の会
一緒に活動しませんか? ~障がい者施設と高齢者施設との連携・協力~
高齢化にともなって、今後障がいのある方にも認知症を発症する方が増えると見込まれ、さまざまな課題が見えてきています。これからは、障がい者施設や高齢者施設、行政や制度の垣根を越えた、地域間の連携や協力が必要です。
地域連携研究会「木漏れ日の会」は、利用者やご家族、地域サポーター、障がい者施設や高齢者施設のスタッフなど、地域のさまざまな立場の方々の意見を集めて、これからの地域連携について考え行動していきます。
研究会について
地域連携研究会「木漏れ日の会」では、以下のことを目的に活動しています。
障がいをこえた 互いの顔が見える関係づくり
それぞれの関係者が、顔の見える関係づくりをすることが、連携の第一歩だと考えています。これまでは、障がい施設と高齢者施設の交流は、ほとんどありませんでした。制度の違いから生まれる隔たりが原因だったのかも知れません。
研究会では、施設同士の相互交流会や、事例検討会を定期的に開催して、顔見知りになる機会を作っていきます。また、家族会や地域サポーターとも、シンポジウムなどのイベントを共に行うことで、連携を深めていきます。
研究会では、施設同士の相互交流会や、事例検討会を定期的に開催して、顔見知りになる機会を作っていきます。また、家族会や地域サポーターとも、シンポジウムなどのイベントを共に行うことで、連携を深めていきます。
障がいをこえた 「利根沼田方式」の模索と確立
利根沼田地区では、障がい者が使えるサービス資源が少ないという現状があります。利用者は仕方なく遠方地域のサービスを使っています。
研究会では、誰もが住み慣れた地域で暮らし続けるために、制度の枠にとらわれない「利根沼田方式」のサービスのあり方を考えます。そして、実行していきたいと考えています。例えば、障がい者施設の送迎は、高齢者施設の送迎車に便乗することができないか、などのアイデアを、実行できるように検討しています。
研究会では、誰もが住み慣れた地域で暮らし続けるために、制度の枠にとらわれない「利根沼田方式」のサービスのあり方を考えます。そして、実行していきたいと考えています。例えば、障がい者施設の送迎は、高齢者施設の送迎車に便乗することができないか、などのアイデアを、実行できるように検討しています。
活動内容
・ 障がい者、高齢者、施設同士の相互交流会や、事例検討会を開催します。
・ 家族会や地域サポーターと、シンポジウムなどのイベントを共に行います。
事例検討会
事例検討会は、高齢者、障がい者の垣根をこえた事例の検討を行なう会です。例えば、障がい者施設で暮らしてこられた方が認知症を発症して、対応に困難さを感じているケースや、高齢者施設に入居している、障がいのある方へのケアケースなどを、研究会のメンバーが持ち寄って、共に学び合います。
施設交流勉強会
施設交流勉強会は、障がい者施設のスタッフと高齢者施設のスタッフが、互いの施設を訪問して見学したり、意見交換する会です。平成23年度は、くりのみ学園、たけのこ学園、ききょうディサービスセンター岡谷、老人保健施設 大誠苑を訪問しました。
地域シンポジウムの開催
地域シンポジウムは、研究会の1年間の活動を振り返り、成果を発表する場です。第1回シンポジウムは、平成24年3月10日、沼田市保健福祉センター多目的ホールで行われました。障がい者施設、高齢者施設の介護職や指導員、ケアマネジャー、相談員、手をつなぐ親の会等多くの方が参加しました。会場入口では、障がい者施設でつくられた、パンやお菓子、手工芸の品物などが売られました。会場はとてもあたたかい雰囲気でした。